動画投稿で大炎上中のタワーマンション /裏垢男子玉子さま事件の概要

このブログでこの手の話題を取り上げるのは適当ではない気がしますが、近しい人やブログの読者から「騒動の概要がよくわからない」と何度も質問されたので、私が知っている範囲でまとめてみたいと思います。非常に下品で不愉快な出来事ですので、いつもの記事とは趣きがかなり変わってしまうことをお断りしておきます。

事件の簡単な概要

裏垢男子玉子さまを名乗る人物がタワーマンションを内覧する際に女性を同伴し、案内する営業マンと同伴の女性の性行為の撮影を依頼しました。承諾した営業マンは内覧の部屋内で女性と性行為を行い、その様子を撮影した動画をネットに投稿しました。顔や景色にはモザイク処理を行っていましたが、その処理が甘かったことから窓からの景色や内装などは映っており、掲示板の5ちゃんねるで物件の特定が行われました。

性行為を行った物件、性行為を行った営業マンの仲介会社が明らかになり、仲介会社や管理会社に問い合わせが殺到する事態になりました。玉子さまは事態を沈静化させようと謝罪し動画を削除しましたが、すでに動画は転載されていて拡散の一途を辿ります。そのため関係会社にも批判が殺到し、今後の動向が注目されています。

そもそも裏垢男子ってなに?

私もたまにネットで「裏垢男子」「裏垢女子」という言葉を目にしていたのですが、てっきりTwitterの裏アカウントを所有する人のことだと思っていました。Twitterのアカウントを持っている人が、自分とはわからないように別のTwitterアカウントを取得すれば裏垢になります。表立って言えないような愚痴などを呟いている人が多く、芸能人などが普段のストレスの吐口に使っていて、バレて騒動になることもあります。ですから裏垢を持っている人なんて珍しくもありません。

裏垢というのは、まさに裏アカウントの意味ですが、裏垢男子・裏垢女子というと、ナンパやセッ○スの相手を募集している人達のようです。そのため性的な投稿が多く、異性を誘うような言葉を多く残しています。つまりSNSを出会い系サービスとして利用している人のことで、なにかとトラブルの温床になっているようです。

なぜ事件が発生したのか

玉子さまは普段から性的な映像を投稿していますが、今回は引っ越すためのマンションを探していました。そして内覧に行く前に不動産会社の担当者にメッセージを送っています。

ちなみに今日も女の子と行くんですが、内覧に来た淫乱女に突然フェ○される不動産屋って動画撮りたいんで、○んこスタンバイさせてて下さい!!

「させてて下さい」は原文のままです。これに対して不動産屋は、以下のように返しています。

どういう展開ですか、(笑)

このようなやりとりの後に、実際に内覧を行った部屋で性交渉を行うように不動産屋と交渉して、実際に撮影をしていました。王子さまはSNSに投稿して話題になる動画が欲しかったようで、過激な動画を投稿しているうちに感覚が麻痺したようです。

動画投稿後の騒動

動画が投稿されると、すぐに動画は拡散されて批判が集まりました。ここまでは玉子さまの狙い通りだったでしょう。話題になることでアクセスが増える、いわゆる炎上商法を狙ったのだと思います。しかし窓から見える景色やマンションの内装などから5ちゃんねるで検証が始まり、あっという間に物件だけでなく部屋番号まで特定されました。場所は東京都品川区の賃貸マンションで、家賃は51万円の高級物件です。

このマンションは住宅メーカーの関連会社が建設したもので、REIT(リート)向けの物件です。リートとは投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこで得られる賃貸料収入などを原資として投資者に配当する商品のことです。そのため賃貸マンションでは常に賃借人がいて毎月の家賃が入ってくることが重要で、このような騒動は最も避けたいところです。しかしこのマンションは「ハ○撮りマンション」としてネットに瞬く間に名前が拡散され、大島てるの事故物件サイトにも掲載されました。さらに営業マンが所属する不動産会社の特定され、ネットに拡散されることになりました。ちなみにここには書きませんが、物件名も会社名も性行為を撮影した動画も、検索すればネット上ですぐに見つけることができます。

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事故物件に慌てない心構え

※事故物件として掲載されています

株主総会でも話題に

2022年1月26日に、建設したリート会社で株主総会が行われました。総会は20分程度で終わったそうですが、質問はこの件についてばかりだったようです。「問題を把握しているのか?」「問題はフェイクか?真実か?」などの質問が出て、経営陣は全ての質問に対して「適切に対応する」と返事をしたそうです。果たして今後どのような対応を行うかは不明ですが、投資家からの不満が募っているのであれば、何らかの対処が必要になるでしょう。このような事件が起これば、今後も投資したマンションで不祥事が起こるかもしれないと投資家は不安になり、投資活動に支障が出てくるでしょう。

何が問題だったのか

内覧時にトイレを使わせて欲しいとお願いしても、ほぼ確実に断られるでしょう。現状渡しのボロボロのマンションであっても、断られることがほとんどです。なぜならその部屋は、内覧に来た人の部屋でもないですし、案内している不動産業者の部屋でもないからです。このマンションの持ち主はリートに投資している投資家達のもので、持ち主のものを勝手に使うわけにはいかないからです。トイレですら断られる内覧で、性行為を行うというのはあまりに非常識です。

そもそも投資目的のマンションですから、長期的に継続して賃借人がい続けないと投資家の利益になりません。しかも家賃が50万円を超える部屋です。毎月50万円も払うのは法人か裕福な個人で、それほどの金額を支払うのにケチがついた部屋をわざわざ借りるでしょうか。これほどマンション名も部屋番号も拡散されたので、住んでいると「ああ、あの部屋ね」という目で見られるかもしれません。つまり投資目的のマンションとしては、かなり致命的なケチをつけられたということになります。

一説によると玉子さまが責任をとって、この部屋を買い取るという話もあります。しかしこのような下品な騒動を起こした人が同じマンションに住んでいる、または保有しているというのも悪い噂になるでしょう。毎月数十万円も支払う人なら、このような悪目立ちをしたマンションを避けかねません。このように投資マンションに泥を塗る行為なので、多くの批判が集まっているのです。

反省しているように見えない玉子さま

Twitterに批判が殺到し方々に拡散されていることに関して、玉子さまは反省しているのでこれ以上拡散しないで欲しいことを訴えています。これほど大事になるとは思っていなかったようで、かなり追い詰められているような書きぶりでした。しかしその一方で相変わらず猥褻な投稿は続いており、以前から同じように女性を誘うつぶやきを続けています。損害賠償などを恐れていたものの具体的な話がなかなか出てこないので、安心しきっているのではないかと思います。

まとめ

マンションの内覧会で性行為を行い、それを自らネットに拡散するという愚行により起こったのがこの事件です。このような提案をする玉子様の良識を疑いますが、それを許可して一緒に性行為に及んだ不動産会社の営業マンの行動は信じられません。勤務時間中に顧客のマンションで、このようなことをする神経は理解不能です。このような行為が拡散しては、炎上するのも当然だと言えるでしょう。投資家らが損害賠償を請求するのではないかとも言われていますが、これほどの高級マンションの風評被害がどの程度の額に算出されるのか興味があります。しかし関係者がこれ以上拡散しないように注意を払っているので、あまり表に情報が出ないような気がします。今後、新たな情報があれば、ここに追記したいと思います。

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